【名盤紹介】The Gathering / Testament
The Gathering
アーティスト:Testament
ジャンル:スラッシュメタル
1999年
【収録曲】
- D.N.R. (Do Not Resuscitate)
- Down For Life
- Eyes Of Wrath
- True Believer
- 3 Days In Darkness
- Legions Of The Dead
- Careful What You Wish For
- Riding The Snake
- Allegiance
- Sewn Shut Eyes
- Fall Of Sipledome
ベイエリアスラッシュのシーンの中核を担ったバンドの一つ、テスタメントの8thアルバム。
元スレイヤーのデイブ・ロンバード(Ds)を迎えてのアルバムとしても有名で、5th~7thまでのヘヴィネス&グルーヴを前面に押し出した作風からスラッシュメタルへの回帰作として位置付けられます。
(1)「D.N.R. (Do Not Resuscitate)」では早速ベイエリアクランチの最高にかっこいいリフを炸裂させてくれます。彼らの全キャリアの中でも上位に入る名曲です。(2)「Down For Life」も疾走感あるスラッシーな名曲。
ここからミドルテンポの曲が続きますが、前作までの作風をしっかりブラッシュアップしたような内容で素晴らしいです。緩急織り交ぜたグルーヴィな展開、デスヴォイスでありながらしっかりと歌っているチャック・ビリーのヴォーカル。決してダレることなく、後半へと繋ぎます。
そして(6)「Legions Of The Dead」で再び爆発。破壊力抜群の爆速スラッシュチューンです。デイブの凄まじいドラミングが炸裂しています。
(7)「Careful What You Wish For」はマリリン・マンソンの「Beautiful People」を彷彿とさせるようなシャフルのリズムが小気味良いグルーヴィな楽曲です。(9)「Allegiance」はグルーヴ感と疾走感を巧くミックスさせた名曲。ラスト(11)「Fall Of Sipledome」ではまたしても超絶ドラムと刻みまくるギターリフ、咆哮するチャックと、爆速スラッシュで終幕です。
路線変更から低迷していた前作までの経験を無駄にはせずしっかりと吸収し、初期のスラッシュ路線と掛け合わせることで一気にスケールアップして見せたテスタメント。終始エネルギーに満ち溢れた中期の名盤として、必聴の一枚です。
YouTubeで聴く↓ (2)Down For Life (5)3 Days In Darkness
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