【名盤紹介】『Killers / Iron Maiden』”怒り”を前面に押し出したようなポール・ディアノの荒々しいヴォーカルが炸裂する、攻撃的な一枚
Killers
アーティスト:Iron Maiden
ジャンル:ヘヴィメタル
1981年
【収録曲】
- The Ides Of March
- Wrathchild
- Murders In The Rue Morgue
- Another Life
- Genghis Khan
- Innocent Exile
- Killers
- Prodigal Son
- Purgatory
- Drifter
- Twilight Zone
イギリス出身の世界的ヘヴィメタル・バンド、アイアン・メイデンの2ndアルバム。1st「Iron Maiden」と並びNWOBHMを代表する重要な一枚。
ギタリストのエイドリアン・スミスが参加した最初のアルバムであり、ボーカリストのポール・ディアノが参加した最後のアルバムでもあります。
収録曲は「Murders In The Rue Morgue」と「Killers」を除き全てデビュー前に書かれた曲であり、最初期の若々しさ、荒々しさを余すことなく詰め込んだ作風となっています。それでありながら、以降1992年までプロデューサーとして関わることになるマーティン・バーチの参加もあり、前作と比べて音質が格段に向上していることは特筆すべきでしょう。
ポール・ディアノの吐き捨てるようなヴォーカルがこの上なくマッチする、そのパンキャッシュで荒々しくヘヴィな音楽性は次作「The Number Of The Beast」以降の完成度の高く大作志向な作風とは一線を画しており、ある意味バンドが世界的にメジャーになる前だからこそ表現できたものとも言えます。
リリース後40年以上経った今でなお、その切れ味鋭く荒々しく怒りを表現した様な音楽性はヘヴィメタルファンの心を揺さぶり続け、エクストリームメタル界隈のミュージシャンにフェイバリットの一枚として選ばれることも多い本作。是非とも体感してみて下さい。
おすすめ曲
YouTubeで聴く↓
(3)Murders In The Rue Morgue
(4)Another Life
コメントを残す