【名盤紹介】『Time Tells No Lies / Praying Mantis』キャッチーなポップセンスと哀愁漂うメロディに引き込まれる一枚
Time Tells No Lies
邦題:戦慄のマンティス
アーティスト:Praying Mantis
ジャンル:ヘヴィメタル
1981年
【収録曲】
- Cheated
- All Day and All of the Night
- (The Kinksのカバー)
- Running for Tomorrow
- Rich City Kids
- Lovers to the Grave
- Panic in the Streets
- Beads of Ebony
- Flirting With Suicide
- Children of the Earth
イギリス出身のヘヴィメタルバンド、プレイング・マンティスの1stアルバム。
プレイング・マンティスは、NWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)ムーブメントの代表格。叙情的な正統派ヘヴィメタルを演奏するバンドとして、イギリス本国よりも日本での人気が高いことでも知られます。
メロディ重視でパンチに欠ける作風は、NWOBHM群の中でも異端であり、メタルとしては軟弱と捉えられることも間々あります。とは言え、その透明感のあるサウンドは一級品。ツインリード・ギターをフィーチャーしたメロディアスでドラマティックな楽曲、美しいコーラスハーモニーに溢れたその音楽性が評判となり、全英アルバムチャートでは最高60位を記録しました。
びっくりするほどポップ&キャッチーな若々しいメロディに惹きつけられる(1)「Cheated」に始まり、静から動のドラマティックな展開がたまらない哀愁の名バラード(5)「Lovers to the Grave」、力強いリフワークからの甘いメロディのサビ、そして哀愁のツインリードに打ちのめされる(7)「Beads of Ebony」などが聴きどころ。そしてなんと言っても、スリリングな疾走感とドラマティックな曲展開、美しいコーラスワークに哀愁漂うメロディ、華麗なツインリードと、彼らの魅力がこれでもかと詰め込まれた屈指の名曲(9)「Children of the Earth」は必聴です。
おすすめ曲
YouTubeで聴く↓ (3)Running for Tomorrow (5)Lovers to the Grave
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