【名盤紹介】『Korn / Korn』痛々しいほどの陰鬱な世界観が支配する。ニューメタル界のカリスマ、コーンのデビュー作!
Korn
アーティスト:Korn
ジャンル:ニューメタル
オルタナティブメタル
1994年
【収録曲】
- Blind
- Ball Tongue
- Need To
- Clown
- Divine
- Faget
- Shoots And Ladders
- Predictable
- Fake
- Lies
- Helmet In The Bush
- Daddy
アメリカ合衆国出身、ニューメタル界のカリスマ、コーンのデビューアルバム。
終始繰り広げられる重たくて陰鬱なサウンドと、ヴォーカルのジョナサン・デイヴィスの生い立ちからくる壮絶なまでの歌詞と叫びで圧倒的な世界観を作りだしています。
バンド一の代表曲でライブでも定番の(1)「Blind」から始まる救いのない負の世界に引きずり込まれたら最後、その虜にされてしまうことは必至でしょう。超低音でダウナーなギター、バッキバキのスラップベースとドラムが奏でる気怠いタメ感のリズム、そして身を切るような心の底から絞り出される声で作り出される強烈な音楽はロック界に衝撃をもたらしました。
そして何より(12)「Daddy」については避けて通れないでしょう。ジョナサンが幼少期に受けた虐待の事実をもとに綴られた楽曲で、曲の最後には実際に泣き出してしまう程の痛々しい思いが詰まったその歌声に、完全に飲み込まれてしまいます。これほど精神的にヘヴィな楽曲はそうそうないでしょう。
デビュー作にしてその壮絶な世界観、革新的な音楽性によって世に衝撃を与え、ニューメタルというジャンルを普及させる事にも大いに貢献した歴史的名盤です。是非とも覚悟して、一度聴いてみて下さい。
YouTubeで聴く↓ (2)Ball Tongue (12)Daddy
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