【名盤紹介】『Code Red / Sodom』重量感と疾走感を併せ持つ、邪悪な音の暴力
Code Red
アーティスト:Sodom
ジャンル:スラッシュメタル
1999年
【収録曲】
- Intro
- Code Red
- What Hell Can Create
- Tombstone
- Liquidation
- Spiritual Demise
- Warlike Conspiracy
- Cowardice
- The Vice Of Killing
- Visual Buggery
- Book Burning
- The Wolf & The Lamb
- Addicted To Abstinence
ジャーマンスラッシュの代表格、ソドムの9thアルバム。飾りっ気無し、ド直球、男のスラッシュメタルを貫き通す名盤です。
いわゆる”ジャーマンスラッシュ三羽ガラス”の中でも、特に一貫してストレートなスラッシュメタルを聴かせ続けてくれる彼らですが、その中でもスピード、攻撃性の非常に高い一枚です。ドスの効いた力強いトム・エンジェルリッパーによるヴォーカルに、前作「Til Death Do Us Unite」から参加しているベルネマンの切れ味鋭く非常に凶悪なギターリフ、そして、こちらも前作から参加し濁流のように押し寄せる怒涛のドラミングを見せつけるボビー・ショットコウスキ。下手なデスメタルよりもよっぽど邪悪な音の暴力、まさに究極のスラッシュメタルを聴かせてくれます。
頑固なまでに己の信じたスラッシュメタル道を貫く彼らですが、決して過去の焼きまわしという事ではなく、往年のベテランバンドとして音楽的にも成長しており、一曲一曲にしっかりと聴かせどころがあり、激烈でありながらキャッチーな面も垣間見せるところは流石です。
重量感と疾走感を併せ持ち、攻撃性を極め、王者の風格すら漂う最強の一撃。かの名盤、3rdアルバム「Agent Orange」とも肩を並べる傑作として、ソドム入門としても最適な一枚です。是非とも聴いてみて下さい。
YouTubeで聴く↓ (3)What Hell Can Create (9)The Vice Of Killing
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