【名盤紹介】『Tomb Of The Mutilated / Cannibal Corpse』非人間的な下水道ヴォイスと邪悪なサウンドがすべてを飲み込む圧巻の一枚!
Tomb Of The Mutilated
アーティスト:Cannibal Corpse
ジャンル:デスメタル
1992年
【収録曲】
- Hammer Smashed Face
- I Cum Blood
- Addicted To Vaginal Skin
- Split Wide Open
- Necropedophile
- The Cryptic Stench
- Entrails Ripped From A Virgin’s Cunt
- Post Mortal Ejaculation
- Beyond The Cemetery
アメリカ出身のデスメタルバンド、カンニバルコープスの3rdアルバム。アメリカのデスメタルシーンの創成期を支え、世界中のデスメタルバンドに影響を与えた彼らの代表的作品です。
結成当初から1995年までの初期ヴォーカリストであったクリス・バーンズの人間離れしたデスヴォイスが光る本作。地獄の底から湧き上がるような凄まじい唸り声には耳を奪われます。彼らの最も有名な楽曲であろう(1)「Hammer Smashed Face」に始まり、ひたすらブルータルで重々しく突進力を持って襲い来る破壊的な楽曲の数々。卑猥かつ凶悪な歌詞も相まって誰もがその世界観に飲み込まれることでしょう。
前作「Butchered At Birth」までのスラッシュメタル色の強い音楽性から一皮むけ、後のブルータル・デスメタルに大きな影響与えたであろうより凶悪なそのサウンドはまさに圧巻です。テクニカルかつメリハリのある曲構成は知的な印象も与え、破壊的で手数の多い音の塊もただの雑音には決してならず説得力をもって聴き手を飲み込みます。彼らのみならずデスメタルシーン全体において非常に重要な一枚。必聴です。
YouTubeで聴く↓ (2)I Cum Blood (5)Necropedophile
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