【名盤紹介】『Metal Heart / Accept』纏う哀愁と力強く切れ味鋭いサウンド。アクセプトの代表作
Metal Heart
アーティスト:Accept
ジャンル:ヘヴィメタル
1985年
【収録曲】
- Metal Heart
- Midnight Mover
- Up To The Limit
- Wrong Is Right
- Screaming For A Love-Bite
- Too High To Get It Right
- Dogs On Leads
- Teach Us To Survive
- Living For Tonite
- Bound To Fail
ドイツ出身のヘヴィメタルバンド、アクセプトの6thアルバム。ドイツのアルバムチャートで13位に達して初のトップ50入りを果たすなど、商業的にも成功した彼らの代表作。
同国出身のスコーピオンズに続くHR/HMバンドとして、ジャーマンメタルの地位を確立したバンドとしても知られている彼ら。デビュー当初から後のスピードメタルの原型とも言えるパワフルなサウンドを打ち出していましたが、B級臭さが抜けずなかなか商業的な成功とは至りませんでした。そんな中、彼らの力強いギターリフを主体としたパワフルなサウンドはそのままに、よりキャッチーなメロディを取り入れ、アメリカ市場を意識したような作風である本作は見事にハマり、いい意味でマイナー感の抜けた傑作を生みだすことに成功しました。
キャッチーで親しみやすい作風でありながら、創設者であるウド・ダークシュナイダーの空を裂くような力強いヴォーカルは健在。そして、ウルフ・ホフマンの奏でるギターソロの叙情性あふれるメロディは素晴らしく、泣きの要素満載。全体的にミドルテンポ主体のアルバムでありながら、その切れ味鋭いサウンドと豊富なメロディからダレることなく聴ききれ、力強さと漂う哀愁を両立した、まさに男のヘヴィメタルといったサウンドです。
楽曲のクオリティ、サウンド、何をとっても素晴らしく、熱い気迫をまとって力強く勇壮に突き進む様は、まさに”メタルハート”のタイトルにふさわしく、問答無用、正真正銘のヘヴィメタル。これぞ元祖ジャーマンメタルというサウンドを、是非とも体感してみて下さい。
YouTubeで聴く↓ (2)Midnight Mover (4)Wrong Is Right
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