【名盤紹介】『Girls, Girls, Girls / Mötley Crüe』陰と陽の入り混じるダーティなロックンロール
Girls, Girls, Girls
アーティスト:Mötley Crüe
ジャンル:ハードロック
グラムメタル
1987年
【収録曲】
- Wild Side
- Girls, Girls, Girls
- Dancing On Glass
- Bad Boy Boogie
- Nona
- Five Years Dead
- All In The Name Of…
- Sumthin’ For Nuthin’
- You’re All I Need
- Jailhouse Rock [Live]
アメリカ出身のハードロックバンド、モトリークルーの4thアルバム。全米チャート最高2位を記録した、彼らの代表的作品の一つです。
モトリークルーといえば、彼らの最大のヒット作である次作「Dr. FeelGood」が最も有名であり、完成度の高さや一般受けという点ではそちらに軍配が上がります。しかし、このバンドならではの”個性”を色濃く表しているのは本作でしょう。パーティロック的な華々しいサウンドに見え隠れする、アンダーグラウンド感漂う”毒”。ドラッグやアルコール依存に伴う環境の悪化や、すり減ったギリギリの精神状態を反映するような退廃的な雰囲気は、ただ楽しんで聴くだけではとどまらせず、心を鷲掴みにするような中毒性があります。
シングルカットされた代表曲、「Wild Side」、「Girls, Girls, Girls」、「You’re All I Need」を中心に、終始ダーティなロックンロールを堪能させてくれる一枚。キャッチーでポップでありながらも、バッドボーイズ的な危険な匂いが漂い、”セックス、ドラッグ、ロックンロール”を体現したような、陰と陽の入り混じる傑作。是非とも体感してみて下さい。
コメントを残す