【名盤紹介】『Once / Nightwish』バンドを大きく躍進させるきっかけとなった世界的大ヒット作
Once
アーティスト:Nightwish
ジャンル:シンフォニックメタル
パワーメタル
2004年
【収録曲】
- Dark Chest of Wonders
- Wish I Had an Angel
- Nemo
- Planet Hell
- Creek Mary’s Blood
- The Siren
- Dead Gardens
- Romanticide
- Ghost Love Score
- Kuolema Tekee Taiteilijan
- Higher Than Hope
フィンランド出身のシンフォニックメタル・バンド、ナイトウィッシュの5thアルバム。
前作までの総売上を上回る大ヒットになり、フィンランドでトリプルプラチナム、ドイツでプラチナムになったほか、世界各国でゴールドディスクやチャート1位になっていった本作。アメリカでもブレイクを果たし、「Wish I Had an Angel」は、MTVでのオンエアを受け、アメリカ映画のサウンドトラックにもなります。日本でも前作の倍以上のヒットとなり、2005年3月には初の日本ツアーとして4都市5公演をアングラとともに行いました。
さらに2005年世界陸上選手権ヘルシンキ大会の開会式で大ヒット曲「Nemo」をパフォーマンスするなど、バンド活動は波に乗っていき、1年半に及ぶ世界ツアーの成功もあり大衆的な人気を獲得した本作は、バンドを大きく躍進させるきっかけになりました。
これまでの作品と比べ、オペラ感が若干薄くなった代わりに非常にヘヴィなサウンドとなり、パワーメタル要素が色濃くなったような作風の本作。とは言えバンドとしての魅力が失われてしまうという事はなく、力強いサウンドとシンフォニックで壮大な世界観、ターヤ・トゥルネンによる本式の声楽に基づくオペラティックなボーカルとが高次元で癒合し、メジャーなサウンドでありながら唯一無二の音楽性をしっかりと打ち出した文句なしの名盤です。
YouTubeで聴く↓ (4)Planet Hell (9)Ghost Love Score
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