【名盤紹介】『Sheer Heart Attack / Queen』バラエティに富んだ高品質の楽曲陣が終始楽しませてくれる、おもちゃ箱的傑作
Sheer Heart Attack
アーティスト:Queen
ジャンル:ハードロック
グラムロック
1974年
【収録曲】
- Brighton Rock
- Killer Queen
- Tenement Funster
- Flick Of The Wrist
- Lily Of The Valley
- Now I’m Here
- In The Lap Of The Gods
- Stone Cold Crazy
- Dear Friends
- Misfire
- Bring Back That Leroy Brown
- She Makes Me
- In The Lap Of The Gods…Revisited
イングランド出身のロックバンド、クイーンの3rdアルバム。先行シングル「Killer Queen」が全英2位、全米12位のヒットとなり、アルバムとしても彼らの音楽が初めてアメリカで受け入れられたと言える1枚です。
ジョン・ディーコンの作った曲が初収録されたという部分も含め、非常にバラエティに富んだ楽曲たちが終始楽しませてくれる、おもちゃ箱のようなアルバム。彼らの音楽性の幅広さを存分に発揮しており、冒頭のインパクト抜群のハードロック曲(1)「Brighton Rock」では、日本の三味線にインスパイアされたというギターソロも披露。そして、フレディ・マーキュリーの作曲センス、ポップセンスが光る、彼らを代表する大名曲(2)「Killer Queen」。アメリカン・ロック的なノリノリのグルーヴが最高にカッコいい(6)「Now I’m Here」に、荘厳さを感じさせるミュージカルソングのような(7)「In The Lap Of The Gods」。スラッシュメタルの原型といっても過言ではない、クイーンきってのヘヴィ・ナンバーで、あのメタリカもカバーした(8)「Stone Cold Crazy」。胸に突き刺さり目頭の熱くなるフレディのアカペラ・ナンバー(9)「Dear Friends」や、コミカルでノリのいいリズムが可愛らしく、カントリー風の楽曲(11)「Bring Back That Leroy Brown」など、節操もないようなごちゃ混ぜの楽曲たちでありながら、捨て曲など一切ないクオリティの高さには驚かされます。
ポップさとバラエティの豊富さに加え、終始高いクオリティの楽曲陣。緩急自在で飽きることなく楽しませてくれます。まさにおもちゃ箱的なアルバム。是非とも体感してみて下さい。
コメントを残す