【名盤紹介】『Wheels Of Steel / Saxon』”バイカーズ・バンド”サクソンの真骨頂とも言える疾走感に満ちた一枚

Wheels Of Steel
アーティスト:サクソン
ジャンル:ヘヴィメタル
NWOBHM
1980年
【収録曲】
- Motorcycle Man
- Stand Up And Be Counted
- 747 (Strangers In The Night)
- Wheels Of Steel
- Freeway Mad
- See The Light Shining
- Street Fighting Gang
- Suzie Hold On
- Machine Gun
イングランド出身のヘヴィメタルバンド、サクソンの2ndアルバム。彼らはアイアンメイデンやデフ・レパードらと並んで「NWOBHM」の代表格とされるバンドです。
モーターヘッドを連想させるような、疾走感と男臭さを感じさせる楽曲陣は、”バイカーズ・バンド”と呼ばれた彼らの本領発揮といったところでしょうか。また、疾走感に溢れた曲がメインですが、時折見せるメロディアスな一面もアルバム全体のまとまりをよくしています。
バイカーズ・バンドのアンセム的楽曲ともいえる(1)「Motorcycle Man」にはじまり、跳ねるようなリズムとメロディアスなギターリフが印象的なノリノリの楽曲(2)「Stand Up And Be Counted」、哀愁に満ちたメロディにブリティッシュ・メタル魂を感じる(3)「747 (Strangers In The Night)」、縦ノリが気持ちよく心も体も揺さぶられるライブでも定番曲の(4)「Wheels Of Steel」、疾走感のある力強いリフと軽快なリズムが心地よい(5)「Freeway Mad」、疾走パートからグルーヴィなヘヴィパートへの展開がドラマティックな(6)「See The Light Shining」、シンプルなリフの繰り返しが突き刺さるストレートな暴走ロックナンバー(7)「Street Fighting Gang」、キャッチーかつ哀愁溢れるメロディが染み渡るミディアムナンバー(8)「Suzie Hold On」からの、ラストを飾る”マシンガン”というタイトル通りの爆走ヘヴィナンバー(9)「Machine Gun」で締める。基本は男らしい突進力のあるリフで責め立てつつも、要所で見せる高品質なメロディアスパートが素晴らしく効いていて、聴き手を飽きさせません。
硬質なザクザクと刻むギターリフとノリのいいビートが心を揺さぶる”バイカーズ・バンド”の真骨頂。正統派「NWOBHM」の、文句なしの名盤です。
YouTubeで聴く↓ (2)Stand Up And Be Counted (4)Wheels Of Steel
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