【名盤紹介】『Figure Number Five / Soilwork』ヘヴィさとキャッチーさの融合が見事であり、次世代ヘヴィメタルとしてシーンを牽引していくパワーを発揮している傑作
Figure Number Five
アーティスト:Soilwork
ジャンル:メロディックデスメタル
オルタナティブメタル
2003年
【収録曲】
- Rejection Role
- Overload
- Figure Number Five
- Strangler
- Light the Torch
- Departure Plan
- Cranking the Sirens
- Brickwalker
- The Mindmaker
- Distortion Sleep
- Downfall 24
スウェーデン出身のメロディックデスメタル・バンド、ソイルワークの5thアルバム。
彼ら自身の根底にあるメロディックデスメタルの音楽性に、これまで以上にオルタナティブメタルの要素が注ぎ込まれており、ソイルワークとしてのオリジナリティとアメリカナイズされたメジャー感がうまく融合しています。
前作「Natural Born Chaos」から参加しているスヴェン・カールソン(キーボード)が本格的に作曲に参加しており、今作収録の楽曲の約半分は彼によって書かれていることもありキーボードがこれまで以上にサウンドの前面に現れており、全体的にメロディアスな印象を与えています。
ヘヴィかつグルーヴィな攻撃性もしっかり押し出しながら、彼らのカタログの中でも屈指のキャッチーさを発揮している本作。過去最高レベルに染み渡るクリーンパートの哀愁と秀逸なサビメロがジャンルに囚われない彼ららしい音楽性を見事に表現しています。
ヘヴィさとキャッチーさの融合が見事であり、次世代ヘヴィメタルとしてシーンを牽引していくパワーを発揮している傑作でしょう。
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