【名盤紹介】『Alice In Hell / Annihilator』カナダ産テクニカルスラッシュ!アナイアレイターの1stアルバム
Alice In Hell
アーティスト:Annihilator
ジャンル:スラッシュメタル
1989年
【収録曲】
- Crystal Ann
- Alison Hell
- W.T.Y.D.
- Wicked Mystic
- Burns Like A Buzzsaw Blade
- Word Salad
- Schizos (Are Never Alone) – Parts I & II
- Ligeia
- Human Insecticide
カナダ出身のスラッシュメタルバンド、アナイアレイターの1stアルバム。
バンドの中心人物でありギタリストのジェフ・ウォーターズ以外のメンバーが非常に流動的で、実質彼のソロプロジェクトのような側面の大きいこのバンドですが、その彼が本当にすごい。
打ち込みではなく実際に演奏しているというのが信じられないような、正確無比で高速なリフ。とにかくギターが上手いのだが、なんとベースも彼が演奏しているというマルチプレイヤー。メガデスのムステインに勧誘されたこともあるようです。
テクニカルで知的なスラッシュメタルを得意とするこのバンドは、時にメガデス以上の評価をされることも珍しくなく、その作品の中でもこのアルバムが最もプログレッシブでスラッシュメタルしていると思います。
怒涛の曲展開と、もはや変態的ともとれる世界観はスラッシュメタルファンならば絶対に体験して欲しいところ。
ホラーテイストの怪しげなイントロから始まり、奇想天外で変態的な曲展開、ジェフ・ウォーターズ節がこれでもかと炸裂する(2)「Alison Hell」。疾走感抜群の直球スラッシュでありながらも、ドラマティックな展開とミステリアスな雰囲気が最高に痺れる(3)「W.T.Y.D.」。キレッキレの刻みまくるリフでひたすら突き進むスラッシュナンバー(9)「Human Insecticide」あたりは是非とも体感していただきたいです。
YouTubeで聴く↓ (4)Wicked Mystic (9)Human Insecticide
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