【名盤紹介】『Virgin Killer(狂熱の蠍団) / Scorpions』終始漂う哀愁が心をつかんで離さない、初期スコーピオンズの代表作
Virgin Killer
邦題:狂熱の蠍団
アーティスト:Scorpions
ジャンル:ハードロック
1976年
【収録曲】
- Pictured Life
- Catch Your Train
- In Your Park
- Backstage Queen
- Virgin Killer
- Hell Cat
- Crying Days
- Polar Nights
- Yellow Raven
ドイツ出身のハードロックバンド、スコーピオンズの4thアルバム。ハードロック・サウンドを前面に出しながらも、欧州らしく湿っぽいサウンドと哀愁を帯びたメロディラインが特徴で、彼らの代表作の一つです。
ヘヴィさ、メロディアスさ共に最高級のクオリティ。ウリ・ジョン・ロートの泣きのギターフレーズも光りまくり、アメリカン・ハードロック勢とは一線を画した、心に深く突き刺さるような魅力を存分に味わう事ができます。スピーディなアップテンポの楽曲も多く収録されていながら、作品全体に漂うどこか暗い雰囲気に支配されており、その唯一無二のサウンドが癖になり聴き手の耳、心をつかんで離しません。
ヘヴィで疾走感もあり、メロディアスで哀愁の泣きのギターが光りまくる最強の一曲「Pictured Life」に始まり、ザ・ハードロックなキラーチューン(2)「Catch Your Train」、ドライブ感溢れるギターリフがかっこよく、スピーディでヘヴィなぶち切れナンバー(5)「Virgin Killer」、最高に美しいメロディとクラウス・マイネの哀愁ある歌唱が心を揺さぶる、美しくもダークで悲壮感すら漂う楽曲(9)「Yellow Raven」と、聴きどころ満載の一枚。初期スコーピオンズの名盤として、必聴です。
YouTubeで聴く↓ (2)Catch Your Train (9)Yellow Raven
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