【名盤紹介】『Scream Bloody Gore / Death』元祖”デス”メタルとしてジャンルの確立に多大な貢献を果たした一枚
Scream Bloody Gore
アーティスト:Death
ジャンル:デスメタル
1987年
【収録曲】
- Infernal Death
- Zombie Ritual
- Denial Of Life
- Sacrificial
- Mutilation
- Regurgitated Guts
- Baptized In Blood
- Torn To Pieces
- Evil Dead
- Scream Bloody Gore
アメリカ出身のデスメタルバンド、デスの1stアルバム。中心人物のチャック・シュルディナーがベースとギターを演奏し、アルバムのすべての曲の作曲、ヴォーカルを担当しています。
デスは、モービッド・エンジェル、オビチュアリー、ディーサイドらと共にフロリダを中心に活動。特に初期の活動は、デスメタルというジャンルの成立に大きな影響を残し、デスメタルという名前は、このバンドにちなんで付けられたとする説もあります。
本作においては、スラッシュメタルからデスメタルへの過渡期に当たる曲作りとなっており、ストレートに疾走するサウンドは、吐き捨てるようなデスヴォイスの乗ったまさしく直球スラッシュメタル。とはいえ、どこか粘り気を感じるような禍々しいリフや曲調、狂気的な絶叫ヴォーカルは彼らならではのオリジナリティをしっかりと確立しており、以降のデスメタル・シーンへの影響が垣間見えます。
飾りっ気のない直球スラッシュサウンドでありながら、ドロドロとしたおどろおどろしい雰囲気と狂気にまみれたサウンドは、まさにデスメタル誕生の瞬間。元祖”デス”メタルを、是非とも体感してみて下さい。
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