【名盤紹介】『5150 / Van Halen』キャッチーさとヘヴィさを高次元で融合した、まさに隙の無い極上の一枚
5150
アーティスト:Van Halen
ジャンル:ハードロック
1986年
【収録曲】
- Good Enough
- Why Can’t This Be Love
- Get Up
- Dreams
- Summer Nights
- Best Of Both Worlds
- Love Walks In
- 5150
- Inside
アメリカ出身のハードロックバンド、ヴァンヘイレンの7thアルバム。本作よりデイヴィッド・リー・ロスに代わり、サミー・ヘイガーがヴォーカリストとして加入。バンド初の全米1位を3週連続で獲得するなど商業的にも成功しました。
ヴァンヘイレンのサウンドにしっかりと溶け込む、サミーの伸びやかで気持ちの良いハイトーンヴォイスがヴォーカル変更によるファンの不安を吹き飛ばす。キーボードにフィーチャーし、終始キャッチーでコマーシャルな作風でありながらも、ヴァンヘイレンらしいハードでエッジの効いたサウンドで最高級のアメリカン・ハードロックを聴かせてくれる様は流石です。
冒頭「Hello,Baby!」の雄叫びでサミーのお披露目から始まる、ノリノリロックナンバーの(1)「Good Enough」で幕開け。独特なシンセサウンドが印象的で、秀逸なメロディと合わさりキャッチーかつ哀愁を感じさせる(2)「Why Can’t This Be Love」。終始最高潮のテンションで駆け抜けるハードナンバー(3)「Get Up」。(4)「Dreams」は彼らを代表する、まさに名曲。最高級のメロディと突き抜けるようなヴォーカル、そしてキーボードのサウンドが心地よく、隙の無い完璧な一曲です。
後半戦も、グルーヴィなヘヴィナンバー(5)「Summer Nights」、ミドルテンポながらノれるリズムが気持ちいい(6)「Best Of Both Worlds」、優しいメロディが心に染み、エモーショナルなギターソロが突き刺さる美しいバラード(7)「Love Walks In」、イントロのギターリフで心をつかまれ、キャッチーなメロディと心地よい疾走感、そしてスリリングなギターソロが最高な(8)「5150」、そしてラストの怪しい雰囲気漂う異色の一曲(9)「Inside」と、バラエティに富んだ楽曲陣には隙がありません。
ドライブ中に聴きたくなるようなポップで爽快な楽曲が多く、心地よく聴き通せます。それでいてエディのテクニカルなプレイ然り、要所ではしっかり彼ららしいサウンドを押し出し、キャッチーさとヘヴィさを高次元で融合した、まさに隙の無い極上の一枚。是非とも体感してみて下さい。
YouTubeで聴く↓ (2)Why Can't This Be Love (3)Get Up (8)5150
コメントを残す