【名盤紹介】『Litany / Vader』全てを圧倒する凄まじい音圧の中毒性

【名盤紹介】『Litany / Vader』全てを圧倒する凄まじい音圧の中毒性

Litany / Vader
Litany
アーティスト:Vader
ジャンル:デスメタル
2000年

【収録曲】

  1. Wings
  2. The One Made Of Dreams
  3. Xeper
  4. Litany
  5. Cold Demons
  6. The Calling
  7. North
  8. Forwards To Die !!!
  9. A World Of Hurt
  10. The World Made Flesh
  11. The Final Massacre

ポーランド出身のデスメタルバンド、ヴェイダーの4thアルバム。

ポーランドにおけるエクストリーム・メタルの先駆者であり、母国では抜群の知名度を誇るヴェイダー。バンド名の由来は、映画「スター・ウォーズ・シリーズ」に登場するキャラクター「ダース・ベイダー」からであり、ライヴでのSEにダース・ベイダーのテーマとして知られる「The Imperial March」が使用されることも多い。

本作「Litany」は、2nd「De Profundis」、3rd「Black To The Blind」と同様に速さに特化した作風になっています。また、前作では引っ込み気味だったバスドラムの音圧が、バンド史上他に例がないほどに増強されたミックスになっていて、その迫力は恐ろしく凄まじいものです。

あまりに主張が大きく、まるでEDMでも聴いているかというようにバスドラムを前面に出しすぎたミックスは好みの分かれるところでもあるかとは思いますが、その音圧から放たれるブラストビートの破壊力には誰もが圧倒され、違和感を通り越した清々しさすら感じさせます。

禍々しさと暴力性に髄まで浸食され、強烈な中毒性を醸し出すまさに唯一無二のサウンド。是非とも味わってみて下さい。


(1)Wings
(4)Litany
YouTubeで聴く↓
(3)Xeper
(5)Cold Demons
(11)The Final Massacre

投稿者:

手羽先

名古屋在住。 ロック、メタル好きで、特に80'sスラッシュメタルに目がないです。

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