【名盤紹介】『The Stench of Redemption / Deicide』極上の邪悪さと華麗に舞うようなメロディの対比が素晴らしい、ディーサイドの会心の一撃

【名盤紹介】『The Stench of Redemption / Deicide』極上の邪悪さと華麗に舞うようなメロディの対比が素晴らしい、ディーサイドの会心の一撃

The Stench of Redemption / Deicide
The Stench of Redemption
アーティスト:Deicide
ジャンル:デスメタル
2006年

【収録曲】

  1. The Stench of Redemption
  2. Death to Jesus
  3. Desecration
  4. Crucified for the Innocence
  5. Walk with the Devil in Dreams You Behold
  6. Homage for Satan
  7. Not of This Earth
  8. Never to Be Seen Again
  9. The Lord’s Sedition
  10. Black Night (Deep Purple cover)

アメリカ、フロリダ州出身のデスメタル・バンド、ディーサイドの8thアルバム。

結成以来約17年間メンバーが不変であった中、ギタリストのエリック・ホフマン、ブライアン・ホフマン兄弟の脱退に伴い、元カンニバル・コープスジャック・オーウェンデスやアイスド・アースで活動していたラルフ・サントーラが加入し制作された本作。重厚感とスピード感を併せ持つ暴力的な彼ららしいリフはそのままに、ネオクラシックスタイルのメロディアスで聴きごたえ抜群のギターソロを取り入れ、それまでのディーサイドとは一線を画す内容となっています。

新たに追加されたメロディアスなアプローチによって楽曲が深さを増し、より強力になった面を称賛され、本作はディーサイドにとって最も成功した作品となり、Billboardが発表するTop Heatseekersチャートでは最高11位を記録しました。

メロディアスさを増しながらも全く衰えることのないブルータルさ。怒涛のブラストビートと無慈悲に襲い来るリフの嵐、そしてグレン・ベントンの地獄の咆哮。そこに流麗かつスリリングなギターソロが絶妙に絡み合い、得も言われぬカッコよさへと昇華されています。

極上の邪悪さと華麗に舞うようなメロディの対比が素晴らしい、ディーサイドの会心の一撃。是非とも体感してください。


おすすめ曲

(6)Homage for Satan
(2)Death to Jesus
(4)Crucified for the Innocence
YouTubeで聴く↓
(1)The Stench of Redemption
(7)Not of This Earth
(8)Never to Be Seen Again

投稿者:

手羽先

名古屋在住。 ロック、メタル好きで、特に80'sスラッシュメタルに目がないです。

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