【名盤紹介】『Release From Agony / Destruction』狂気に満ち溢れた代表作!
Release From Agony
アーティスト:Destruction
ジャンル:スラッシュメタル
1988年
【収録曲】
- Beyond Eternity
- Release From Agony
- Dissatisfied Existence
- Sign Of Fear
- Unconscious Ruins
- Incriminated
- Our Oppression
- Survive To Die
ソドム、クリエーターと並んで「ジャーマンスラッシュ三羽ガラス」とも称される、ドイツ出身のスラッシュメタルバンド、デストラクションの初期の名盤。
かなりのインパクトを放つジャケットと、音質的な面でB級感も漂う本作ですが、独特のリフワーク、シュミーアのヒステリックなボーカル等、デストラクションの魅力の詰まった紛れもない名盤です。
不穏かつどこか荘厳なインスト曲から始まり、大名曲(2)「Release From Agony」。複雑で変幻自在なギターリフ、狂気的なヴォーカルの破壊力で一発ノックアウトです。さらに続く(3)「Dissatisfied Existence」では、不気味で変態的でありながらもキャッチーであるという、デストラクション節が炸裂します。
不気味なシンセと重く引きずるようなリフ。スローテンポで気持ち悪いほどに狂気的でありながら、最高にクールな(4)「Sign Of Fear」。
クラシカルに疾走し、強引ながらも妙な説得力を持って迫りくるリフと曲展開に、頭を振らずにはいられないキラーチューン(5)「Unconscious Ruins」。
ミドルテンポで突進力のあるリフに飲まれる(6)「Incriminated」に、突き進む疾走感と目まぐるしい曲展開、癖になるコーラスと弾きまくりのギターソロが魅力的な(7)「Our Oppression」。
そして、突進力のあるザクザクとしたリフの刻み、思わず一緒に叫びたくなる”Survive to die!”の掛け声からの狂ったような曲展開。中盤から一気に加速したかと思うと畳みかけるような凄まじい音の応酬と、まさに狂気的な締めの(8)「Survive To Die」。
速さだけがスラッシュメタルの魅力じゃない、ということを体現するかの如く、狂気的かつどこか美しい、中毒性のある一枚です。
YouTubeで聴く↓ (3)Dissatisfied Existence (5)Unconscious Ruins
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