【名盤紹介】『Forbidden Evil / Forbidden』攻撃性、テクニック、リフワーク、何をとっても一級品。デビュー作にしてハイクオリティなベイエリア・スラッシュの名盤
Forbidden Evil
アーティスト:Forbidden
ジャンル:スラッシュメタル
1988年
【収録曲】
- Chalice Of Blood
- Off The Edge
- Through Eyes Of Glass
- Forbidden Evil
- March Into Fire
- Feel No Pain
- As Good As Dead
- Follow Me
サンフランシスコ出身のスラッシュメタルバンド、フォビドゥンの1stアルバム。このバンドは、アメリカ西海岸で一緒に活動していたエクソダス、テスタメントらと並び、ベイエリア・クランチと呼ばれるザクザクとしたソリッドなリフ・カッティングを特徴とするベイエリア・スラッシュメタルと呼ばれます。
スラッシュメタルらしい攻撃的かつ高速なリフは勿論、この手のバンドには珍しいメロディアスなハイトーンボーカルが魅力的です。
アルバム冒頭に相応しい最高の疾走感と、強烈なシャウト。スラッシュメタルらしい攻撃性と、確かな演奏力に裏付けられたドラマティックな展開とテクニカルなギターソロで、文句なしのキラーチューン(1)「Chalice Of Blood」から始まり、こちらもテクニカルかつ疾走感のある(3)「Through Eyes Of Glass」。ミドルテンポに突き進み、ダイナミックなポール・ボスタフのドラムが迫りくる(4)「Forbidden Evil」は、後半にかけて盛り上がる展開とツインリードが交錯するテクニカルなギターソロも魅力的です。その後も猪突猛進の王道激烈スラッシュナンバー(5)「March Into Fire」と続き、全編捨て曲無し、アルバム通してハイクオリティに纏められています。
攻撃性、テクニック、リフワーク、何をとっても一級品で、アルバム通して捨て曲のないこの一枚は、スラッシュメタルのアルバムとしても上位を争う大名盤。全スラッシュメタルファンに是非とも聴いて欲しい傑作です。
YouTubeで聴く↓ (3)Through Eyes Of Glass (5)March Into Fire
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