【名盤紹介】『The Gallery / Dark Tranquillity』叙情的な北欧メロディとデスメタルを融合し放たれる激しくも美しい旋律に息を呑む、メロデス界を象徴する名盤
The Gallery
アーティスト:Dark Tranquillity
ジャンル:メロディックデスメタル
1995年
【収録曲】
- Punish My Heaven
- Silence, And The Firmament Withdrew
- Edenspring
- The Dividing Line
- The Gallery
- The One Brooding Warning
- Midway Through Infinity
- Lethe
- The Emptiness From Which I Fed
- Mine Is The Grandeur…
- …Of Melancholy Burning
ダーク・トランキュリティ(DARK TRANQUILLITY)
スウェーデン出身のメロディックデスメタルバンド。
メロディックデスメタル黎明期に結成され、同郷のイン・フレイムス、アット・ザ・ゲイツらと共にその音楽スタイルを確立させたバンドの1つ。日本におけるバンド名のカタカナ表記では”トランキュリティ”とされていることが多いが、発音記号では、/træŋkwíliti/と表記され、カタカナでは”トゥランクウィリティ”が近い。
wikipediaより
スウェーデン出身のメロディックデスメタル・バンド、ダーク・トランキュリティの2ndアルバム。
アグレッシブかつメロディアスで複雑なサウンドを基盤とし、当時「世界一美しいデスヴォイス」などと賞賛されていたミカエル・スタンネのブルータルな歌唱と一体となり、ドラマチックに展開する本作。
まずは何といっても彼らの代表曲である(1)「Punish My Heaven」。クラシカルで叙情的なメロディとプログレッシブな展開、スピーディかつ攻撃的でありながらも悲壮感も漂わせるその音楽性は、まさに究極のメロデス、とでも言えるのではないでしょうか。
さらに、哀愁を纏い静かなイントロから始まり一気に爆発し疾走、そして泣きのギターソロで感情を揺さぶってくる(3)「Edenspring」。デスヴォイスと女性ヴォーカルの対比が美しい(5)「The Gallery」。切れ味鋭いリフが攻撃的でかっこいい(7)「Midway Through Infinity」。まさにバンド名の”暗い静けさ”を表すような、ダークなデス・バラード(8)「Lethe」、非常に複雑に展開するプログレッシブな(11)「…Of Melancholy Burning」など、終始聴きどころは満載です。
若干粗削りなサウンドと独特な構成、展開には好みも分かれるとは思いますが、叙情的な北欧メロディとデスメタルを融合し放たれる激しくも美しい旋律には息を呑むばかり。メロデス界を象徴する一つの名盤として、必聴でしょう。
YouTubeで聴く↓ (5)The Gallery (7)Midway Through Infinity (11)…Of Melancholy Burning
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