【必聴!メロディックデスメタル名盤10選】初心者にもおすすめのメロデス重要作をピックアップ!
こんにちは!手羽先です。
今回は、メロデスことメロディックデスメタルの名盤たちの中から初心者にも是非とも聴いていただきたい!という10枚をピックアップして紹介したいと思います。
元来過激さのみをひたすらに追い求め、暴虐性の象徴のような音楽性であったデスメタル。そこにドラマティックな展開や叙情的なメロディーを取り入れ、激しくも美しく聴きやすい音楽性を手にしたメロディックデスメタルはメタル初心者にも受け入れられやすいジャンルといえるでしょう。
「Purgatory Afterglow」 / Edge of Sanity
・エッジ・オブ・サニティの4thアルバム ・スウェーデン、1994年作 彼らはメロディックデスメタルの誕生・発展に多大な貢献を果たしたとされ、70年代のプログレッシブロックとデスメタルを組み合わせたスタイルを作り上げました。初期の頃は多少のメロディを含んだデスメタルといった感じでしたが、本作からメロディアスさが一気に増幅し、流麗なギターフレーズには耳を奪われます。メロデス初期の傑作です。
「Heartwork」 / Carcass
・カーカスの4thアルバム ・イングランド、1993年作 結成初期はグラインドコアと呼ばれる非常に暴力的な音楽性でしたが、そこから伝統的なヘヴィメタルへの接近を見せメロディアスさが付与されたのが本作。メロデスの先駆けであり、ジャンルを代表する作品として評価されています。
「Slaughter Of The Soul」 / At The Gates
・アット・ザ・ゲイツの4thアルバム ・イングランド、1995年作 彼らは1990年初頭からメロディックデスメタルというジャンルの形成に大きく関わったバンドの一つで、デスメタルのアグレッシブさに叙情的なメロディを加えた本作において一つの完成形を迎えたといえます。切れ味鋭いリフと疾走感から生まれる凄まじい攻撃力には圧倒されます。
「The Gallery」 / Dark Tranquillity
・ダーク・トランキュリティの2ndアルバム ・スウェーデン、1995年作 メロデス黎明期に結成され、同郷のイン・フレイムス、アット・ザ・ゲイツらと共にその音楽スタイルを確立させたバンドの1つである彼ら。ツインギターにより叙情的な北欧メロディとデスメタルを融合し放たれる激しくも美しい旋律には息を呑むばかりです。冒頭「Punish My Heaven」はまさに究極のメロデス。
「Burning Bridges」 / Arch Enemy
・アーチエネミーの3rdアルバム ・スウェーデン、1999年作 デビュー時から積み上げてきた暴虐性と叙情性の、一旦の完成形とも言える一枚。スローパートやアルペジオも駆使し、音楽性を最大限に広げているところも聴きどころ。最高に攻撃的でありながら、最高に美しく心を打つ叙情的なメロディ。まさにメロディックデスの真骨頂とも言うべき大名曲「Silverwing」は、全メタルファン必聴です。
「c・o・l・o・n・y」 / In Flames
・インフレイムスの4thアルバム ・スウェーデン、1999年作 初期の泥臭いサウンドから大きく整合性を増し、非常に完成度の高いメロデスを聴かせてくれる彼らの代表作です。叙情的な北欧メロディと強烈なディストーションサウンドのハーモニーには心を奪われます。イントロから血の滾る疾走感と最高のメロディにぶち抜かれる「Embody The Invisible」は必聴です。
「Hate Crew Deathroll」 / Children Of Bodom
・チルドレン・オブ・ボドムの4thアルバム ・フィンランド、2003年作 エッジの効いた攻撃的なディストーションサウンドと、キラキラとしたキーボードの絡みが特徴的な彼ら。次作以降のマッチョな雰囲気を持ったメタルコア寄りのサウンドに変化するまでの一旦の集大成的作品です。中二心をくすぐるようなストレートな疾走感とスリリングな演奏には心を奪われます。
「A Predator’s Portrait」 / Soilwork
・ソイルワークの3rdアルバム ・スウェーデン、2001年作 従来のメロデスにヘヴィロック的なモダンな要素とメロディアスで分かりやすいサビを多分に取り入れることで、バンドの人気に火が付くきっかけともなった本作。2000年代以降のヘヴィメタルのスタイルにも大きな影響を与えた重要作といえるでしょう。
「Inhumanity」 / Mors Principium Est
・モルス・プリンシピアム・エストの1stアルバム ・フィンランド、2003年作 1999年に結成されたメロデス第二世代とでも言うべき彼ら。先輩バンドたちの培ってきたものの良いとこ取りのような楽曲陣は非常にクオリティが高いです。演奏技術も高く、センスあるギターリフやメロディをモダンなサウンドで高品質に聴かせてくれます。
「Unhallowed」 / The Black Dahlia Murder
・ザ・ブラック・ダリア・マーダーの1stアルバム ・アメリカ、2003年 アット・ザ・ゲイツやイン・フレイムス、ソイルワーク等のスウェディッシュ・メロディックデスメタル、同時にモービッド・エンジェル、マルヴォレント・クリエイションを代表とするフロリダ・デスメタルの影響が作品に大きく表れています。北欧産のメロデスのサウンドをしっかりと継承しつつ、極限までブルータルに特化したサウンドの破壊力は凄まじいです。
というわけで、いかがでしたでしょうか。
今回はいち早くメロディックデスメタルの魅力に触れてもらいたい!という思いから10作品に絞ってご紹介しましたが、もちろんこれだけで全ての魅力を伝えきることなど到底できず、まだまだ素晴らしい名盤はたくさんあります。
もしこの記事を読んでよりこのジャンルに興味を持っていただけたのなら、是非とももっともっと多くのアーティストに触れ、その魅力をさらに深いところまで味わってみて下さい!
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