【名盤紹介】『Leprosy / Death』スラッシュメタルからデスメタルへの過渡期を象徴する一枚
Leprosy
アーティスト:Death
ジャンル:デスメタル
1988年
【収録曲】
- Leprosy
- Born Dead
- Forgotten Past
- Left to Die
- Pull the Plug
- Open Casket
- Primitive Ways
- Choke on It
アメリカ出身のデスメタルバンド、デスの2ndアルバム。
デスメタルというジャンルの確立に大きく貢献し、そのジャンル名も彼らにちなんで付けられたという説も存在するデス。デビュー作「Scream Bloody Gore」では直球スラッシュメタルといったサウンドであり、本作においてもその延長線上といった作風ではありますが、おどろおどろしい質感が強化され、リフの禍々しさ、地の底に響くようなヘヴィネスが大幅に増加。まさにスラッシュからデスへの過渡期を象徴する一枚と言えるでしょう。
チャック・シュルディナーのヴォーカルはよりブルータルなものとなり、破壊力抜群のスピード感と合わさり襲い来る極限の暴力性と、緩急を取り入れたダイナミックな曲展開。チャックのキレのあるリフとテクニカルなギターソロも光り、中期以降のプログレッシブ路線への片鱗も垣間見えます。
ドイツの「Rock Hard」誌による『最も重要なデスメタルアルバム25選』において1位に選ばれるなど、デスメタル黎明期における文句なしの傑作です。
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