【名盤紹介】『Wrath / Lamb Of God』初期作品の破壊力を取り戻し、まさに”怒り”と体現したような傑作
Wrath
アーティスト:Lamb Of God
ジャンル:メタルコア
グルーヴメタル
2009年
【収録曲】
- The Passing
- In Your Words
- Set To Fail
- Contractor
- Fake Messiah
- Grace
- Broken Hands
- Dead Seeds
- Everything To Nothing
- Choke Sermon
- Reclamation
アメリカ出身のヘヴィメタル・バンド、ラム・オブ・ゴッドの5thアルバム。ビルボードチャートで2位、カナダのチャートでは1位にランクイン。その他の国でも上位にランクインし、高い人気ぶりを見せつけた作品。
前々作でメジャーデビューした影響もあってか、3rd「Ashes Of The Wake」、4th「Sacrament」と若干大人しいサウンドになりキャッチーさを増していた彼らでしたが、本作においては彼ら本来の破壊力を取り戻し、タイトル通り”怒り”を体現したような凄まじい内容に仕上がっています。
ランディー・ブライのスクリームと、クリス・アドラーの強靭なドラミングは相変わらず凄まじく、切れ味鋭いサウンドと重々しいグルーヴがもたらす圧倒的な緊張感に終始支配されています。
初期作品の持つ狂気的な破壊力を取り戻し、それをバンドとしての成長と共に磨いてきたセンスでブラッシュアップし、まさに進化したラム・オブ・ゴッドを見せつけてくれる。凄まじい傑作です。
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