【名盤紹介】Seasons In The Abyss / Slayer

Seasons In The Abyss
アーティスト:Slayer
ジャンル:スラッシュメタル
1990年
- War Ensemble
- Blood Red
- Spirit In Black
- Expendable Youth
- Dead Skin Mask
- Hallowed Point
- Skeletons Of Society
- Temptation
- Born Of Fire
- Seasons In the Abyss
BIG4の一角であるスレイヤーの5作目のアルバム。
速さを極めた最高傑作、4th「Reign In Blood」と、あえてスローテンポにし、おどろ恐ろしい世界観で邪悪を極めた5th「South Of Heaven」。そしてそれらの要素をハイブリッドし、鋭く洗練されたものが本作、「Seasons In The Abyss」です。
Billboard 200で最高40位に達し、バンドにとって初となる全米トップ50入りを果たした今作は、スレイヤーというバンドの良いところをぎゅっと圧縮したように、攻撃性、邪悪性、そして親しみやすさを兼ね備えた作品。ヘヴィメタル体験のまだ浅いリスナーにとっては、彼らのアルバムの中では一番とっつきやすいかもしれません。
冒頭からテンションMAXのスピードチューン(1)「War Ensemble」で始まり、重厚なタイトル曲(10)「Seasons In the Abyss」で終わるまでの、緩急を付け、整合性のある構成。ここまでの彼らのバンドとしての集大成、ある種一つの到達点であるこの作品を是非とも体感してみて下さい。
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