【名盤紹介】Killing Is My Business… And Business Is Good! / Megadeth
Killing Is My Business...
And Business Is Good!
アーティスト:Megadeth
ジャンル:スラッシュメタル
1985年
【収録曲】
- Last Rites/Loved To Deth
- Killing Is My Business… And Business Is Good!
- The Skull Beneath The Skin
- Rattlehead
- Chosen Ones
- Looking Down The Cross
- Mechanix
- These Boots
スラッシュメタルBIG4の一角、メガデスのデビューアルバム。
以降の作品に比べ、かなりストレートなスラッシュメタルの曲が多く、(1)「Last Rites/Loved To Deth」から圧倒的な疾走感、攻撃性で一気に畳みかけてきます。ただ、そんな中でも醍醐味であるインテレクチュアルな面も垣間見え、アルバム全編を通して綿密なリフの応酬、複雑な曲展開は流石の一言です。
ライヴでも定番の(4)「Rattlehead」は必聴ですし、メタリカのデビューアルバム「Kill ‘Em All」に収録されている「The Four Horsemen」の原曲である(7)「Mechanix」が収録されていることからも、当時の両バンド間の諍い、ムステインの怒りや葛藤をまざまざと感じさせられます。
インテレクチュアル・スラッシュメタルの原型であり、まさに伝説の始まりとも言えるこの傑作は、メガデスファン、スラッシュメタルファンに留まらず、全メタルファン必聴です。
余談ですが、レコーディングのための予算の半分近くをドラッグやアルコールに使ってしまったため、サウンドプロダクションに問題を抱える仕上がりとなってしまったという本作。その後2002年と2018年にリマスター版が発売され、それぞれ音質や聴きごたえに大きく差があるので、聴き比べてみるのも楽しいのでお勧めします。ちなみに、筆者のおすすめは2002年版。音質やは大きく改善されつつも、当時彼らが表現したかった部分を最も忠実に再現していると感じられ、怒りや音に込められた感情の塊がストレートに突き刺さる感じがします。
YouTubeで聴く↓ (2)Killing Is My Business… And Business Is Good! (7)Mechanix
コメントを残す